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2019年12月9日月曜日

大太太犬 - Live at Clop Clop CD

大太太犬の初ライヴアルバムCD、取り扱いを開始しました!


大太太犬 - Live at Clop Clop CD


鈴木徹大g 津上研太as 伊藤啓太b つの犬ds による、大太太犬の初ライヴアルバムCD「大太太犬 - Live at Clop Clop」の取り扱いを開始しました!

またCDリリースに際してドラマー つの犬さんから、下記のような熱い熱い、バンド メンバー CD紹介文を寄稿いただきました!

とても珍しい名前のバンド、大太太犬のCDがリリースされましたので犬の目線でこのバンドをご紹介させて頂きたく思います。

リーダー鈴木徹大(ギター、作編曲)によると2014年頃、サックス津上研太と久しぶりに演奏する機会が多かったそう。
(この二人はニ十代中頃出会い、演奏したり一緒に作曲したりするようになったそう。その頃の曲もこのバンドで演奏されています)
そうしたらもうはじけてくれるメンバーはこのメンバーしかない!!という直感を得、同年9月27日の土曜日に西荻窪の音楽好きのアジト、CLOPCLOPにベースの伊藤啓太とドラムのぼく、つの犬が呼ばれたのが始まりです。
そして現在までほぼ毎月演奏をし続けてきたのでした。
バンド名がこうなるのにはそう時間はかかりませんでした。
ある時よく来てくれるお客さんがメンバーの名前のお尻文字が似ていることに気づいたのです。
その気づきに大笑いののち、なんて読むのよーという話になりリーダーの大から始まって、だいたたけん、と呼ばれるようになりました。

メンバーは全員1964年65年生まれです。産地は違いますが十代後半には自分はジャズ屋になると決めてしまった親不孝ものです。
そして綺羅星の如き日本のジャズマンたちの洗礼を受け、揉みに揉まれて現在に至ります。

ジャズはアメリカに拉致されたアフリカンとヨーロッパからの移民たちが産み出した音楽であり、時に讃美と歓喜のエンターテイメント、時に悲嘆と抵抗の音楽でもありました。
このバンドのサウンドの特徴は、そのジャズの歴史と確実にリンクしているぼくたちの体験を踏まえつつ、そこにたった今をぶっつけられるメンバー各々パワー、そして創意工夫にあると思います。

リーダー鈴木の楽曲はどちらかと言うとシンプルで、そこに今まさに感じた音や思いを投入しやすいことに重きをおいているように思います。
ブルースやジャズスタンダードが大好きで、工夫に溢れた素晴らしい楽曲とそこに注ぎ込まれたアドリブのホットでクールな息吹きに憧れてる。
古今東西のギタリストやその名演はチェック済み。
その上で自分の好きなサウンド、骨太で技巧よりは感情表現、そして奇抜、つまりギリギリそれが降りてくるまで弦を弾かないスリル、ベースやドラムやサックスがその時なにを演っているかを感じることが最重要!!
それが鈴木徹大です。

このCDを聴くと、津上研太がどんだけ凄いかよく分かります。
ボキャブラリー、引き出しの多さは日本一なんじゃないだろうか。。
それは研太が隣で吹いている綺羅星ジャズマンに揉まれつつ、多くを自分のモノにした証。
楽しむことから始めろよ!!
そして湧いてきたその音を今吹いてなきゃ芋だぜ。
だからぼくは演奏中に研太を笑わせることに生き甲斐を感じるのです♫♫♫

ぼくと伊藤啓太はそんな二人を支えるべきリズムセクションではあるけれども、多分二人はそんなこと言ったら笑うと思う。
てゆうかオレか!!
最近でこそ曲ごとにふさわしき方向性が定まって来たけれども、この自由で無限な音楽に対して試してみたくなるリズムパターンが多すぎてみんなの苦笑を誘うこともしばしば。。
それを一番楽しんでくれるのが啓太です。
強い信念を感じる演奏家です。
支えてくれる、いっちゃってるけど決して奇をてらわない弾ける野太いベースサウンド。
そして歌(フロントマン)とベースのよき在り方を実に自然に感じている。
それは、それこそが音楽の構造の中の一番のスリルだと知っているからだと思います。

さてこのCDにはそんな瞬間がシームレスに録音されています。
今まで世界のどこにもなかった即興アンサンブルが記録されています。
ブルースからバラード、ファンク系まで取り揃えておりますので気楽に楽しんで頂きたいです!!

文責 大太太犬のつの犬

鈴木徹大 guitar

1964年生まれ、東京都出身。8歳のときピアノ、13歳でギターを始める。18才で秋山一将氏に師事。
19才で古澤良治郎&パパラッコバンドに加入し本格的にプロミュージシャンとして活動を始める。またその傍らミュージカル・アニーや様々なスタジオワークにも参加。1986年渡米、音楽フェスティバルなどに参加。帰国後、自己のグループと並行に、ボブ斎藤、古澤良治郎、中山英二、上野尊子、今泉 裕、津上研太、小林洋子、青木タイセイ、などのグループに参加。
2014年、自己のバンド、大太太犬 (鈴木徹大、津上研太、伊藤啓太、角田健) の始動。

津上研太 alto sax, soprano sax

1965年8月20日生まれ。神奈川県出身
学生時代より大友義雄氏sax ジョージ大塚氏ds に師事し、1987年ジョージ大塚 We Three、古澤良治郎パパラッコバンドでプロデビュー。以来、古澤良治郎ds 山下洋輔pf 綾戸智絵vo 中本マリvo 忌野清志郎vo 坂田明sax 大友良英g、上々颱風、ゴンチチ等共演したミュージシャンは多数。
現在、渋谷毅orchestra、 菊地成孔DCPRG、村田陽一 orchestra、清水くるみバンド、市野元彦Time Flows、大太太犬 等、多岐にわたるグループやセッションで活動中。
また2000年夏に旗揚げした、津上研太sax 南博p 水谷浩章b 外山明ds のメンバーによるリーダーバンド「Bozo」では 作曲・編曲を手がけ、今まで4枚のCDをリリースしている。

伊藤啓太 bass

1965年三重県鈴鹿市生まれ
1989年頃よりJazzや即興演奏を主に演奏活動を始め、翌年、FIVES!(吉田哲治、石渡明廣、田中倫明、村上ポンタ秀一)に参加。以降、林栄一、斉藤徹、坂田明、Kelly Churko、纐纈雅代らのグループやセッションにて活動してきた。
現在は、西尾賢ソボブキ、舞踏家岡庭秀之主催の「開座」、などで活動中。
とあるライブ中、客席から「バカテクだぁ、」と言われて、何処かで聴いた声だなあと思って見たら、いかりや長介だった。

角田健(つの犬) drums

漫画家つのだじろう、リュート奏者つのだたかし、ドラマーで歌手のつのだ☆ひろが叔父という環境に恵まれドラムを始める。高校時代はにビックバンドに所属しジャズ、フュージョンミュージックに出会う。
ロック、R&B、レゲエ、アフリカンなど多彩な表現力で山下洋輔、綾戸智恵など多くのジャズレジェンドと共演。
Fuse(サックス奏者 作曲家の故 井上淑彦の楽曲を演奏)、鈴木徹大(ギター)と大太太犬、華村灰太郎(シンガーソングライター)カルテット、森田修史(サックス)バンドなど多岐に渡る音楽活動を展開中。即興打楽器遊び、ドラムサークルのファシリテーターでもある。
「叩、一人」叩くと命との不思議で不可分な関係を感じながら根源と斬新を体現するドラマーであり、その演奏はいつも新鮮で力強くそして優しい。

●キャッチコピー●
ほぼほぼjazzほんのりpunk

●推薦文(秋山一将:ギタリスト)●
大太太犬とは何度か一緒に演らせてもらったけど実に心地よい。スピード感はあるし、お互いの強い個性というか意志がぶつかり合って結局いいところにおさまる。

そして、なんせ曲がイイ!

バンドを率いるのは鈴木徹大、この男と知り合ってからおよそ40年が経つ。当時からその甘いマスクとキョトンとした性格に皆んなやられてしまうんだ。つまり人が集まってくる。でも私は何よりもそこに潜む彼の芯の強さに最も心惹かれるのだ。

3人の信頼し合う仲間たちに囲まれて今の徹大そのものが最大限に詰まった一枚のアルバム。これはイイに決まってる。

●推薦文(山本貴也:Clop Clop オーナー)●
骨太なチャーミングなjazzです。